読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

:初期位相

押井映画の深淵に向け疾走中

青春の一冊「伊藤計劃記録」 数ヶ月前に書いたもの、今ごろ公開

about me 伊藤計劃
  1. 特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE

http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

 

伊藤計劃記録

伊藤計劃記録

 

お題は「一冊」だけどここでは続編である「伊藤計劃記録:第弐位相」や文庫で補完された部分も含む。

 

 

-内容-

注意:感銘を受けたのは単行本版ですが所持しているのは文庫版なので単行本での収録内容は把握できておりません。

 

伊藤計劃の個人サイト=SPOOKTALE(ここからは映画レビューやエッセイが)

web.archive.org

個人blog=伊藤計劃:第弐位相(ここからは闘病記録も含む日記が)

d.hatena.ne.jp

などのネットに散在する伊藤計劃の遺産や同氏が生前に出版した同人誌(漫画や小説)、伊藤さんへのインタビュー文、など様々な形式のものが収録されています。

 

 

-思い出編-

自分が伊藤計劃の存在を初めて認知したのはPSP専用(後にPS3版なども発売されたが)ソフト「Metal Gear Solid : Peace Walker」のエンディングに現れる一文、

f:id:yutakav8:20160411200219p:plain

ここから始まりPS3専用ソフト「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」のノベライズである『METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS』の著者が伊藤計劃であると知り購入、伊藤さんの愛の込もった素晴らしく完璧なノベライズ、あとがき、小島監督による解説を通してMGSシリーズを含む小島秀夫監督作品の最大の理解者として伊藤さんの存在を意識しはじめました。

…1年後、僕中2

隣の席、女の子の席、机上には(青春ポイント)

「9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。」

あっ・・・(察し) 「虐殺器官」である!

この時僕も読んではいなかったのだけれど、書店で何度も手に取った本であった。

(その子との会話でアニメ化の話を聞くもまだ未チェック。)

速攻で書店へ駆け込み「ハーモーニー」を購入。(これの感想等はまたの機会に)

ぶっ飛んだ、すげぇ ぱねぇ いいもんよんだぁ え、え、もっとないの?

この時伊藤さんの書籍を読破しまくってる時に出会ったのが(ようやくだぜ)

伊藤計劃記録」だ。

 

-なぜ青春の一冊か-

この本は僕にとっての聖書のような本です。

我が青春の計劃記録

僕が特に感銘を受けたのは映画レビュー(本人は紹介といってるけど批評文だよ)の部分。

ようやく本題

僕を今のような映画マニア(を目指してるが、まだファンってとこか)になった最大の原因である

もともと、というかこの本に出会う前年から小島秀夫監督の影響で新作映画は追いかけていたのだけれど、かつての名作を見始めた原因になったのです。

伊藤さんの映画レビューは人を映画オタクにする力を持ってる。

このblogで紹介されていた映画を僕は観漁りました。「ファイト・クラブ」「グラディエーター」「マトリックス」「イノセンス」など

直接の記事でなくても関連する映画として様々な映画が紹介されていました。「劇場版うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」「エイリアン」などなどなど

僕はこれらの映画を観、直後に「伊藤計劃はどのように書いているか」を確認するようになりました。

例えば「エヴァ」について僕が(旧)劇場版を観、困惑した時にも僕は伊藤計劃記録を開きました。答えではないけれど、そこにはいつも一人のオタクとしての意見が書かれているのです。

そう、伊藤計劃は一人のオタクでした。今ではその名前が独り歩きしているところがありますが、

 

僕が感動したのは一人のオタクが小島秀夫監督作品や映画を愛する一人のオタクが「ハーモニー」を書くに至った、という事実なのです。

そして残された文章からまた一人の映画オタク(=僕)が誕生したのです。

ありがとう。伊藤計劃さん。あなたが僕に教えてくれた、オタクの孤独、映画の喜び。ありがとうございました。

(あれ、青春関係ない? やっぱ「ライ麦畑でつかまえて」にすべきだったか)